「何となくドメインパワーが上がってこない」「検索順位がなかなか付かない」という問題でお困りのサイト運営者の方は多いと思います。
検索順位が上がらない原因は様々ありますが、その一つにドメインの種類が問題というケースもあります。
▶【SEO】検索順位の決定要因とは?『検索アルゴリズム』の仕組みや攻略法を解説!
例えばxyzはあがってこないみたいな噂ってありますよね?
ああいうworkだからダメとか.comだからダメみたいな噂って本当だと思います?それはないだろと思いつつちょっと信じてます
xyzはスパムに使われ過ぎでフィルターにかかってるとかあるかもくらいに思ってます— 20代女子さやか (@kasoutsukablog) February 16, 2019
今回は選んではいけない独自ドメインの種類や、ドメインの違いによる影響について解説していきます。
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目次
そもそも独自ドメインとは?
そもそも「独自ドメイン」とはなんなのか?まずは言葉の意味を簡単に紹介します。
独自ドメインとは「ブログに自由に設定出来るURL(アドレス)」のことです。
例えば、エックスサーバーでサーバーをレンタルした時に独自ドメインを設定していない場合「http://○○○.xsrv.jp」という初期URLが発行されます。
しかしこのままではURLとしてちょっと見栄えが悪いですよね?
独自ドメインを取得すればURLを「afiblog.com」といった短くて好きなものを設定することができるようになり、サイトの個性を出すことが出来ます。
ブログの独自ドメインを取得すれば「.com」や「.jp」などよく見かける形式のURLを設定出来ます。
▶WordPressブログの独自ドメインサービスの選び方 | 初心者におすすめの4社を厳選比較!
ドメインの種類によって大きな違いは2つ
ドメインには「.com」や「.jp」といった末尾の違いがあります。
この末尾のドメインはトップレベルドメインと言われており、いくつか種類がありますが、大きく分けて2種類にあります。
- gTLD(分野別トップレベルドメイン)
→.com / .net / .edul / .gov / .org 等 - ccTLD(国別トップレベルドメイン)
→.jp / .us / .ek /.uk / .fr / .de 等
今までのSEOでは、このドメインの種類の違いにだけ注意していれば大きな問題はありませんでした。
しかし、次第にドメインの種類が増えるに連れて、ドメインサービス業者も様々なドメインをユーザーに提供するようになりました。
低価格の独自ドメインの問題
ドメインの種類が豊富なことで有名な「お名前.com」では550種類以上のドメインを選ぶことが出来ます。
パッと見た感じでも、年間100円以下で購入できるドメインもかなりの種類があるみたいです。
- .xyz
- .work
- .site
- .icu
- .biz
- .okinawa
- .online
- .ryukyu
- .space
- .top
などなど…どれも個性的なドメインで低価格、なおかつ競合も少ないので簡単に取得する事ができるので初心者の方はついついこれらの中からドメインを選びがちです。
低価格のドメインはスパム利用されやすい
低価格のドメインはいわゆる「ブラックSEO」と言われるスパム的なSEO手法で利用されるケースが多いです。
ブラックSEOとは自演による外部リンクの獲得などで検索順位を上げるSEO手法の一つ。
Googleの評価の仕組みを逆手に取っているため、スパム扱いされてペナルティの対象になりやすい。
ペナルティの対象になると検索順位が100位以下の圏外に飛ばされて順位がつかなくなる。
ブラックSEOの反対は記事やサイトの品質を高めてまっとうな方法で検索順位を上げる「ホワイトSEO」と言われています。
この記事を読んでいる方の多くはホワイトSEOでサイトを運営している方だと思いますが、このブラックSEOに巻き込まれている可能性も少なくありません。
このような低価格のドメインはブラックSEO目的で取得されやすく、利用されるケースが多いです。
1年間の契約で760円かかる「.com」ドメインと1円で契約出来る「.work」ドメインでは、圧倒的に後者のほうが安い価格で大量のドメインを取得出来ますよね。
- 安いドメインを大量に契約する
- 大量のサイトを立ち上げる
- 1つのサイトに向けて複数のサイトからリンクを貼る
- そのサイトの検索順位を意図的に上げる
ざっくりとした手口はこんな感じです。
.workや.xyzはダメです
本業でグローバルデファクトスタンダードと言われているWebフィルタリングのSaaSを使っているんですけど、それらのドメインがことごとく弾かれ始めてます
管理してる.workなサイトも引っかかり始め、その瞬間から検索順位がダダ下がりし、いまや虫の息です https://t.co/cB9iP9jJ9W— ena (@naeblog) February 16, 2019
Google的にはNGなSEO手法ですが、アフィリエイターやブロガーの中ではブラックSEOで稼いでいる人もいます。
ドメインパワーが上がらない可能性も
ではスパム利用されやすいドメインはどうなるのか?
現在、Googleでは検索エンジンの評価アルゴリズムにAIを導入しており、自動的に順位調整が行われています。
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ここからは憶測の話になってきますが、AIの仕組みを予測してサイト構築するのもSEOでは今後重要になります。
低価格ドメインがスパム利用されると、検索エンジンがどのように.workドメインなどを評価するか予測してみました。
- 低価格ドメインでスパムサイトが増える
- 低価格ドメイン全てに対しての検閲が厳しくなる
- 低価格ドメインのサイトは検索順位が上がりづらくなる
もちろんフィルターにもいろいろ条件があるのかもしれません
.xyzで生き残ってるやつもいますし
ただ検索エンジン側の立場に立つと、統計的に母集団がスパムだらけ→性悪説で最初は順位上げずに様子見、的な判断は妥当です
なら最初から変なリスク負うようなドメインは使わないが吉だと思います— ena (@naeblog) February 16, 2019
AIで動いている検索エンジンも元々は人間が作ったものです。
どのような基準でサイトを評価するのか?といった統計的なデータや指標などを予め人間が組み込んでおり、そのデータを元に稼働しています。
ですので、統計的に「低価格ドメイン=スパムサイトが多い」というデータが取れれば、検索順位が上がりづらくなるのも普通のことです。
検索エンジンにAIを導入することで、”より人間が満足するコンテンツ”が評価されるようになっても、やはり基準となるデータは必要です。
例えば、.comドメインの「90/100のサイトが優れたサイト」というデータが取れており、.workドメインの「90/100のサイトはスパムサイト」というデータがあればこの2つのドメインを同等に評価するとは思えません。
少なくとも母集団のデータに問題があれば10/100のまともなサイトに対しても何かしらのフィルタリングがかけられていると予測するのが普通です。
フィルタリングがかけられている場合、ドメインパワーが上がりづらくなり1年~2年運営してもなかなか検索順位が上がらない可能性もあります。
xyzフィルタは運営歴が長くなれば外れるような気がします。
運営歴が2年以上になって稼ぎ始めたサイトのほとんどがxyzなのでw— koka@ビール大好き (@koka_affi) February 16, 2019
あえて低価格ドメインを取る理由はない
以上のことから一つだけ言えるのは「あえて低価格ドメインを取る理由はない」ということです。
ブログ初心者の方は稼げるか不安でどうしても初期コストを安く抑えようと考えがちです。
しかし、その結果検索順位が上がりづらくなったり作業が不便になってしまっては意味がありません。
初期コストは独自ドメイン+レンタルサーバー代合わせても年間2万円ほどでお釣りが帰ってきます。
特に独自ドメインは年間1,000円ほどで取得可能です。
このサイトのドメイン「zero-afi.com」も年間1,200円ほどで契約しています。
▶ブログの作り方 | パソコン初心者でも30分で開設できる手順まとめ
.comドメインの取得なら『Xdomain』がおすすめ
.comドメイン 年間料金 |
1,180円(税抜) |
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その他年間料金 | 1,480円〜(税抜) |
ドメインプレゼント | なし |
使いやすさ | |
おすすめ度 |
「Xdomain(エックスドメイン)」は「.com」と付くドメインを安く購入することが出来る(年間約1,200円程度)おすすめのサービスです。
.comドメイン以外にも色んな種類のドメインを購入することが出来ますが、.comや.netなどのメジャーなドメイン購入ならここが一番安いです。
「エックスサーバー」と同じ運営会社のサービスなので「エックスドメイン」で購入したドメインを簡単に設定出来るのも魅力です。
ドメイン代が安くなるキャンペーンも不定期に行っているのでぜひチェックしてくださいね。
【まとめ】この独自ドメインは絶対に選んではいけない
- .workや.xyzドメインはNG
- 年間500円以下のドメインはNG
- 基本的に.comか.netを推奨
上記のポイントを守って独自ドメインを選べばきっと大丈夫です。
逆に.comか.netなどメジャーな独自ドメインでサイトを運営しているにもかかわらず検索順位が上がらない場合は他の問題があると言えるでしょう。
コンテンツの品質を高めたり、SEO対策を行って不備はないか今一度チェックしてみてくださいね。
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