ブログで記事を書き続けてもなかなか検索上位に表示されない人は「キーワード設定」が正しく出来ていない場合があります。
SEO対策では「キーワード設定」が特に重要になっており、記事のタイトルや中身にキーワードがなければ検索でなかなか表示されなってしまいます。
この記事ではこのような疑問を抱えている方の悩みを解決出来ます。
- キーワードとはそもそも何なのか
- キーワード設定が必要な理由
- キーワード設定のやり方
「キーワードの意味」や正しい「キーワード設定」の方法を理解して、ぜひ検索上位を狙ってアクセスアップを目指しましょう!
目次
SEOで「キーワード」がなぜ重要なのか
SEO対策においてなぜ「キーワード」が重要になるのか、Googleの仕組みからのその理由を解説していきます。
検索エンジンがキーワードを認知するから
一番の大きな理由は「Googleがキーワードで記事の中身を判別するから」です。
Googleは「クローラー」と呼ばれるロボットを使ってウェブページの情報収集をしています。
新しい記事はこのクローラーに情報収集された後に、検索エンジンが記事の中身やキーワードなどを確認します。
(記事のチェックは人工知能によって自動的に行われています)
この際、キーワードが設定されていなければGoogleが「どんな中身なのか」を判別出来ずに検索上位に表示されにくくなります。
ユーザーがキーワードで検索するから
もう一つの理由は「ユーザーがキーワードで検索するから」です。
みなさんも普段からGoogleで調べ物をする際に「検索キーワード」を入力していると思います。
Googleを利用しているユーザーは、なにか悩みがあり、それを解決するためにキーワードを入力して解決策を探しています。
この時、上で説明した情報収集の段階で記事のキーワードが理解できていれば、この時に記事を表示するように出来ています。
例えば「アフィリエイト 始め方」で検索して以下のようなタイトルが出てきたらどちらを読みたくなるでしょうか?
- 月5万円を稼ぐためのブログの始め方
- 初心者でも出来る!アフィリエイトの始め方
こう並んでいると、きちんと「アフィリエイト 始め方」というキーワードが含まれている②の方が読みたくなりますよね。
このように「キーワード」は検索結果でユーザーをマッチングさせるための役割を持っています。
- Googleに理解してもらうため
- ユーザーに見つけてもらうため
- ユーザーの検索意図とマッチさせるため
キーワード設定のやり方
では「キーワード設定」の重要性について理解できたところで、実際にキーワード設定をするまでの流れを確認していきましょう。
- どのキーワードを攻めるか調査する
- 記事の中身にキーワードを入れる
- キーワードの検索順位を追いかける
【1】どのキーワードを攻めるか調査する
まず記事を書き始める前に「どんなキーワードを狙うか」を明確にしておきましょう。
記事を書き終わった後にキーワードを設定するのは、キーワードと中身がちぐはぐになってしまいSEOに悪い影響が出るのでおすすめできません。
順番としては最初にキーワードを決めて、記事の構成や中身をしっかりと考え抜いてから書き始めるようにしましょう。
ここでは「どのキーワードを攻めるか」キーワードの選び方について解説していきます。
- 検索ボリュームがあるキーワードを狙う
- ロングテールキーワードを攻める
- 成約率の高いキーワードを狙う
- 調査ツールを活用する
①検索ボリュームがあるキーワードを狙う
検索ボリュームとは、そのキーワードが「月間何回検索されるのか?」というデータのことです。
全く検索されないキーワードを設定しても何の意味もありません。
検索ボリュームのあるキーワードで上位表示されることで、検索から訪れるユーザーが増えてアクセスアップします。
検索ボリュームは普通は見ることが出来ませんが、キーワード調査ツールを使うことで調べることが出来ます。
以前はキーワードプランナーというツールで出来ていましたが、有料になったため現在は「Ubersaggest」が一番おすすめです。
②ロングテールキーワードを攻める
「ロングテールキーワード」というのは2語、3語以上のキーワードを含むものです。
なぜ「ロングテールキーワード」を攻める必要があるのか?それは検索ボリュームの多い「ビッグワード」が攻略し辛いからです。
ビッグワードは企業やプロアフィリエイターたちがひしめくレッドオーシャン状態なので、個人の初心者が簡単に勝つことは出来ません。
例えば「アフィリエイト」というビッグワードでいきなり上位表示を狙うのは難しいですが、ロングテールキーワードを狙うことで攻略しやすくなります。
- ビッグワード:アフィリエイト
- ミドルワード:アフィリエイト 稼ぎ方
- ロングテールキーワード:アフィリエイト 稼ぎ方 5万円
ロングテールキーワードは検索ボリュームは少ないものの、ユーザーの悩みやペルソナも明確になるので、ターゲットを絞り込んで記事を書きやすいのが特徴です。
ロングテールキーワードを攻め続けていれば、ミドルワードで上位表示出来るようになり、ゆくゆくはビッグワードでも表示されるようになります。
検索上位を狙うにはまず競合のいないロングテールキーワードから攻めていきましょう。
③成約率の高いキーワードを狙う
キーワードによっては成約率が大きく異なります。
例えば「SEOとは?」と検索しているユーザーと「SEO 本」で探しているユーザーではどちらの方が購買意欲が強いでしょうか?
前者はまだ「SEO」について理解していないので、次のアクションを起こすには相当魅力的なアピールをする必要がありそうです。
後者の方は既に本を探している段階なので、気に入った本があればそのまま購入してくれそうですよね。
このようにキーワードごとに、商品の購入やサービスの登録をしてくれるユーザーかどうかは大きく変わってきます。
成約率の高いキーワードは以下ようなものが挙げられます。
- メリット・デメリット
- 比較
- 買い方
- 登録方法
- 安全性
- 価格
- 地域名
キーワード選びの際は、このような言葉を付け足してある程度の検索ボリュームがあるものが特におすすめです。
④調査ツールを活用する
キーワードの調べ方は、検索候補や関連キーワードなど様々な方法で調査することが出来ます。
全て自力で探すのはかなりの時間が必要になるので、これらのキーワード調査ツールを活用しながら作業効率を上げましょう。
- Ubersaggest:検索ボリューム調査
- keysearch Beta:関連キーワード調査
- 関連キーワード取得:検索候補調査
- FindWord:共起語調査
- Googleトレンド:流行キーワード調査
【2】記事の中身にキーワードを入れる
キーワードをが決まったら次は記事の中身(タイトルや文章)にキーワードを入れていきましょう。
例えば「アフィリエイト 本」というキーワードを狙っているのであれば記事のタイトルや文章に「アフィリエイト 本」という言葉を入れる必要があります。
そうすることでGoogleも読者も「アフィリエイトの本について紹介している記事だな」と認識してくれます。
ここでは「記事にどのようにキーワードを入れるのか」について解説していきます。
- 見出しにも含める
- キーワードを不自然に入れすぎない
- 共起語を入れる
- 記事のタイトルと中身を一致させる
- ユーザーのニーズと一致する記事構成にする
①見出しにも含める
「H2=大見出し」には、特に重要なキーワードを入れるようにしましょう。
H1見出しはタイトルに使用されているので、GoogleはH2見出しを次にSEOで重要視して評価しています。
例えば「アフィリエイト SEO対策」というキーワードで記事を書いているのであれば、H2に「アフィリエイトに必要なSEO対策5選」といった見出しが考えられます。
検索上位の記事のH2見出しを見てみると、それだけで大まかな内容が理解出来るように構成されています。
SEOに強い見出しを作るには「見出し最適化」の記事も参考にしてください。
②キーワードを不自然に入れすぎない
キーワードを意識して記事の中に入れるのは大事ですが、入れ過ぎは禁物です。
例えば「ピザ」というキーワードを狙っている時に、このような文章を作ってしまうのはNGです。
このサイトではピザに関する情報をまとめています。
ピザと言えば、海外はもちろん日本でもピザが嫌いな人はいないと言っていいほどピザは世界中で愛されています。
ピザは家庭でも簡単に作ることが可能で、冷凍ピザで手軽に食べることも可能です。
全国にはピザのチェーン店がいくつもあり、夕飯にピザを好きな時に食べることが出来ます。
少し読んだだけでも違和感に気付くぐらい「ピザ」という単語が繰り返されていますよね。
これはGoogle的にも「キーワードスパム」と判定され、SEO評価が逆に下がってしまいます。
キーワードはあくまでも適切に使うもので、入れすぎたからといって検索順位が良くなることはありません。
③共起語を入れる
「共起語」とは、キーワードに関連する言葉のことです。
共起語を文中に含めることはSEO対策において有効だと言われており、「関連キーワード取得ツール」でも簡単に調べることが出来ます。
例えば「SEO対策」というキーワードではこのような言葉がセットでよく検索されています。
- キーワード
- サイト
- コンテンツ
- リンク
- 上位表示
- 内部対策
これを見ると、なんとなく「SEO対策」というキーワードを調べているユーザーがどのような悩みを持っているのか検索意図が見えてきますよね。
共起語はキーワードと同じで、自然に文の中に入れたり、見出しとして適切に追加しましょう。
共起語を意識しすぎて何でもかんでも入れてしまうと記事の本題からブレてしまうので、あくまでも狙っているキーワードと関連するものだけを入れて下さい。
▶共起語はもはや古い!本当は教えたくないSEO対策に逆効果な4つの理由
④記事のタイトルと中身を一致させる
これはタイトルにこだわる人がよく陥りがちな問題ですが、タイトルと中身が一致しないケースがあります。
例えば「SEO対策に大事な文章の書き方のコツ」というタイトルで、SEO対策の意味の説明しかなかったら不自然ですよね。
このように期待していた情報がない「タイトル詐欺」のような記事構成になっていると、ユーザーの離脱率がアップし、SEO評価が下がってしまいます。
記事が完成した後は、タイトルと中身が一致しているかを再確認しておきましょう。
▶【アクセス倍増】ブログタイトルのつけ方でクリック率を上げる12のテクニックと実例紹介
⑤ユーザーのニーズと一致する記事構成にする
例えば「アフィリエイト 意味」というキーワードを狙っている場合、セットで「アフィリエイトの始め方」についても解説しておくと良いでしょう。
そうすることで、ユーザーの滞在時間が長くなり1つの記事でユーザーが満足するので自ずと検索順位が上がります。
「このキーワードを調べるユーザーはどんな答えを欲しがっているのか?」という部分に焦点を当てて、ユーザーの検索意図を元に記事構成をしましょう。
「キーワードで調べる→記事に訪れる→満足して画面を閉じる」という検索行動が続けば、あなたの記事も検索上位に自然と表示されるようになります。
正しい記事構成の方法はこちらの記事でも解説しているので参考にしてください。
▶【ブログ収益UP】売れるアフィリエイト記事の書き方のコツ | もう書けないとは言わせない
【3】キーワードの検索順位を追いかける
最後に、記事が書き終わったらキーワードを意識した記事作りは完了です。
しかし、継続してアクセスを伸ばすためには検索順位を追いかける事が大切です。
キーワードを意識して書いても上位表示が約束されるわけではなく、競合よりもいい記事を書いてユーザーが満足している事が大前提となります。
ユーザーの満足度の高い記事であれば自ずと上位表示されるようになります。
①検索順位チェックツールを使う
検索順位を調べるには「GRC」などのチェックツールを使うことです。
「GRC」はブログとキーワードを登録することで、そのキーワードの検索順位で何位に表示されているかを知ることができるツールです。
検索順位を定期的にチェックすることで、狙ったキーワードで書いた記事がきちんと順位を上げてきているかといった成長具合を確認することができます。
ブログを長く続けていると手動で調査するのはほぼ不可能になるので、こういったツールは必須といえます。
有料ツールですが、年間5,000円ほどで利用ができるのでSEO対策に力を入れブログを育てていこうと思っている人は、購入しておくことをおすすめします。
②リライトで検索順位を上げる
初心者の方はキーワードを意識して記事を書いても、一発で上位表示させるのは難しいでしょう。
しかし、そんなときは落ち込まずに記事の「リライト」をすれば大丈夫です。
リライトとは記事の修正や追記を行いコンテンツの質を高めることで、これを継続して行うことでSEO評価を高めることが出来ます。
Googleは定期的に記事の中身をチェックしているので変更があればしっかりとそれを踏まえて評価し直してくれます。
具体的なリライトのコツについてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
▶アフィリエイト記事のリライトで検索順位を上げるコツとポイント4選
【まとめ】正しいキーワード設定を心がけよう
最初は「どんなキーワードを狙えば良いのかわからない」と悩んでしまうかもしれません。
そんな時は、自分が過去に悩んで検索した言葉からキーワードを連想してみるのが良いでしょう。
実体験を元に、欲しい情報や潜在的な悩みなどを書き出していけばそれがキーワードになるはずです。
適切なキーワード設定ができればGoogleで上位表示されて一気にアクセスアップすることも夢じゃありませんよ。
「キーワード」はあくまでもSEOの重要な1要素でしかないので「ドメインパワー」や「コンテンツの品質」を高めることを心がけて下さいね。
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