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【2020年版】内部SEO対策で必ず見直すべき15のチェックリスト

SEO対策」をする上で「内部SEO対策」は必要不可欠です。SEOで重要の内部対策をきちんとすることで記事が適切に評価され、狙ったキーワードの検索順位を上げやすくなります。

  • 内部SEO対策ってそもそも何?
  • 内部SEO対策をするメリットはあるの?
  • 内部SEO対策は何をすればいいのか?

という疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています。

まず結論から言うと、Googleからの検索流入を増やすためには「内部SEO対策」を必ずやっておきましょう。

どれだけ検索上位の記事より優れた情報をまとめた記事を書いても「内部SEO」がおろそかになっていれば、狙ったキーワードで検索順位が上がる事はほとんど無いでしょう。

私も内部SEO対策を実践し続けており1年かけて被リンクなしで月間150万PVのサイトを育てることが出来ました。

SEO対策の基本的な知識の一つとしてぜひブログの改善に役立ててください。

それでは内部SEO対策の具体的な意味やメリット、最低限見直すべきチェックリストを紹介します。

内部SEO対策とはなんなのか

「SEO対策」には大きくわけて2種類あります。

  1. 外部SEO対策
  2. 内部SEO対策

まずはそれぞれの言葉の意味を分かりやすく紹介します。

外部SEO対策

バックリンク(被リンク)を獲得してサイトの評価を高める方法です。

別のURLのサイトから引用や紹介などのリンクを獲得することで、SEOによる権威性・信頼性を上げることができ、検索順位を上げることができます。

内部SEO対策

サイト内部のSEOに関係する部分を改善する施策です。

内部SEO対策を行うことで、検索エンジンからページを適切に評価されるようになります。

例えば、本来は80点の評価が付くはずのページが、ブログの内部SEO対策が出来ていないせいで検索エンジンに50点と認識されている場合があります。

この”評価の溝”を埋めるために行うのが内部SEO対策というわけです。

これを実施することで、優れたコンテンツ(記事)を書いた際に、検索エンジンが記事の内容を理解しやすくなり、狙ったキーワードで検索順位を上げやすくなります

内部SEOは外部SEOよりも対策しやすい

SEO対策には「外部SEO対策」と「内部SEO対策」どちらも重要ですが、自分ですぐに実践出来るものは「内部SEO対策」だけです。

「外部SEO対策」は第三者からの被リンクが必要なので、記事を紹介したくなるような”人を動かすコンテンツ”を作らなければいけません。

そのため、今この瞬間「外部SEO対策をやろう!」と思ってもすぐにできることではありません

しかし「内部SEO対策」はブログの改善がメインなので、あなたが運営者であれば今からでもすぐに始めることが出来ます

内部SEOで重要なポイントを見直すことで、ブログ全体のSEO評価が高まり検索順位を上げることが出来るようになります。

それでは、具体的な内部SEO対策の仕組みについて解説していきます。

内部SEO対策には2種類ある

内部SEO対策には改善すべきポイントが大きくわけて2種類あります。

  1. クロール最適化:クロールされやすいサイトを作る
  2. インデックス最適化:インデックス登録されやすいサイトを作る

この2つを最適化しておけば、内部SEO対策は完璧です。

では、具体的にどのように最適化すれば良いのか、検索エンジンの仕組みから解説していきます。

検索エンジンの仕組み

Googleの検索エンジンは常に世界中のウェブページを監視しており、その役目を「クローラー」と呼ばれる巡回ロボットに任せています。

この「クローラー」がウェブページ巡回し、新しい記事の情報を取得する「クロール」という作業を行い、検索エンジンにそのデータを送ります。

検索エンジンはクロールされたデータをインデックスに登録し、検索結果に表示させるようになります。

その後、Google検索を利用するユーザーの行動データや似ている記事の情報と比較してランキング付けを行います。

つまり、記事が検索結果に登録されるのは以下のような流れで行われます。

インデックス登録までの流れ
  1. クローラーに見つけてもらう:ウェブ上からページの情報収集
  2. インデックスされる:検索エンジンのデータベースに登録
  3. ランキング付けされる:検索順位を付ける

内部SEO対策では主に①と②の部分で検索エンジンにサイトを適切に評価してもらうための改善をすることになります。

③で検索順位を上げるためにも「クローラーに見つかりやすくして、インデックスされやすいサイト」に仕上げる必要があります。

ではまずはじめに①を改善するための『クロール最適化』の内部SEO対策から紹介していきます。

内部SEO対策のチェックリスト:クロール最適化

クロール最適化の考えは「クローラーがサイトを巡回しやすいようにすること」です。

検索結果に登録されるためには、まずはクローラーに見つからなければ始まりません。

【1】Fetch as Googleを使用する

「Fetch as Google」とは「Search Console」で提供している、指定したURLにクローラーの巡回を促す機能です。

作成した記事はこれを使用することですぐクローラーに発見してもらうことが出来ます。

しかし、毎回Fetch as Googleをするのは手間なので、使わなくてもすぐにクローラーが巡回するようなサイトづくりが重要です。

Fetch as Googleの使い方」を参考にしながら使ってみてください。

【2】サイトマップを設置する

サイトマップはブログ内のすべてのページを一覧化したページのことです。HTML形式とXML形式の2種類があるのでどちらも用意しておくのが良いでしょう。

「HTML版=ユーザー向け」「XML版=クローラー向け」と、役割がわかれています。

これがあると、クローラーがページを漏らすこと無く全て巡回してくれるようになります。

当ブログでもHTML版のサイトマップを用意しています。XML版は「Google XML Sitemaps」というプラグインで導入しています。

XML版のサイトマップは「Search Console」で送信する必要があります。一連の作業はこちらを参考にしてください。

【3】リンクを貼り付ける

クローラーは既にインデックスに登録されている、古い記事を優先的にクロールしなおす傾向にあります。

そのため、過去記事に新しい記事への内部リンクを付けることでクロールを促すことが出来ます。

しかし、全く関連性のない内部リンクを付けてしまうとSEO評価が下がる場合があります。

内部リンクを設置する際は「記事と関連するもの」「クリックしたくなるもの」を意識しましょう。

ちなみに、SEO評価の高い外部リンクからでもクロールを促すことは可能です。

【4】サイトの階層を深くしすぎない

サイトの階層が複雑になりすぎると、ユーザーだけでなくクローラーも混乱して記事を探しづらくなります。

理想としてはすべてのURLに3クリック以内にアクセス出来るようにすることです。

  • トップページ→カテゴリーページ→記事
  • トップページ→タグページ→2ページ目→記事
  • トップページ→新着記事→記事

カテゴリーも2階層までにして、新着記事欄やタグクラウドを設置して目的の記事にアクセスしやすくしましょう。

【5】ページネーションを数字にする

ページネーションは、複数のページがある時に移動するためのリンクです。

このアンカーテキストを数字にすることで「どこが○ページ目なのか」という情報を伝えやすくなります。

「こちら」「次へ」などの文字リンクになっている場合は数字に置き換えましょう。

【6】robots.txtを適切に使う

robots.txtはクローラーをコントロールするためのファイルです。

特定のページをクロールされたくない時や、不要なページを巡回されないようにすることで必要なコンテンツのみ辿らせる事が出来ます。

robots.txtの編集はSEO上級テクニックの1つです。基本的には設定変更しなくても問題ありません。

詳しい使い方はこちらの記事を参考にしてください。

内部SEO対策のチェックリスト:インデックス最適化

インデックス最適化の考えは「クローラーがHTMLを理解しやすくすること」です。

記事の評価を検索順位に適切に反映されるためにも、HTMLの中身を整理してクローラーが理解しやすいつくりにしましょう。

【7】HTMLの最適化

HTMLはクローラーがウェブページの中身を調べる際に参考にする重要な情報の一つです。

通常、人の目では見つからない部分でもHTMLでは不要なコードが書かれており、インデックスの妨げとなる可能性があります。

HTMLの最適化をするためには、以下のような不要なコード(コンテンツ)を減らす必要があります。

  1. ヘッダーを整理する
  2. ハンバーガーメニューを外す
  3. クリック率の低い広告を外す
  4. 押されていないウィジェットを外す
  5. 関連記事・人気記事表示の数を減らす
  6. スマホでサイドバーを非表示にする

不要なコードを削除することでHTMLの容量も少なくなり表示速度の高速化も見込めます。

【8】カテゴリーとタグの最適化

WordPressでブログを運営している場合は、「カテゴリー」と「タグ」を正しく作りましょう。

カテゴリーとタグは記事のテーマを明確にすることの出来る「ヒント」としてインデックスに登録する際の参考になります。

適当な物を設定していたり、未設定のままではインデックスに登録されるまでの時間が長くなり、狙ったキーワードで検索順位を上げるのも難しくなります。

カテゴリーとタグの違いを理解した上でしっかりと作り込みましょう。

WordPressのカテゴリーとタグの違いについて

【9】パンくずリストの設置

パンくずリストは内部SEO対策でも特に重要なポイントです。

記事に対して、トップページからのカテゴリーとアンカーテキストが階層化されていることで、内部リンクを集約することが出来るのでSEO対策にも効果的です。

インデックスに登録される際に、どのようなテーマの記事なのかをクローラーに伝える事が出来るので必ず設置しておきましょう。

パンくずリストとは?正しい作り方とブログへの設置方法

【10】タイトルの最適化

記事のタイトルはSEOでも特に重要なポイントです。

タイトルは適当につけるのではなく、「キーワード設定」をしてどんな検索をしてきたユーザーに向けた記事なのか明確にしましょう。

そうすることで、Googleが「誰に向けた記事なのか」を理解しやすくなり設定したキーワードでの検索順位が上がりやすくなります。

タイトルを最適化するためには「タイトル最適化」の項目を参考にしてください。

【11】見出しの最適化

見出しをつけることで、記事の構成が検索エンジンに伝わりやすくなりSEO対策で高く評価されるようになります。

記事に見出しをつけることはGoogleも推奨しており、どのような記事なのか、タイトルとの関係性はどれぐらいあるのかという評価基準にも大きく左右します。

見出しを最適化するためには「見出し最適化」の項目を参考にしてください。

【12】メタディスクリプションの最適化

メタディスクリプションは検索結果のタイトルの下に表示されている説明文の部分です。

記事をクリックする前に、どのような内容が書かれているのかざっくりとした概要を把握する事が出来ます。

メタディスクリプションを最適化するためには「メタディスクリプション最適化」の項目を参考にしてください。

【13】画像の最適化

記事に貼り付ける画像も適切な内部SEO対策を行うことで、画像検索の流入を増やすことが出来ます。

適当に画像を貼り付けるのではなく、ひとつひとつAltタグ設定や画像の圧縮をすることで画像検索の順位が上がりやすくなります。

画像を最適化するためには「画像最適化」の項目を参考にしてください。

【14】noindex設定

noindex設定をすることで「特定の記事をインデックスさせない」という制御をする事が出来ます。

記事の品質が悪い「低品質コンテンツ」につけることで、相対的にブログ全体のSEO評価を引き出すことが出来ます。

詳しいnoindexの使い方はこちらの記事を参考にしてください。

たった1ヶ月でPV4倍?noindexタグ設定でブログのSEO価値を引き出す方法

【15】競合の少ないキーワードを攻める

記事のインデックスされるスピードを早くするためには、競合の少ないキーワードを攻めるのが大切です。

例えば「アフィリエイト」というビッグキーワードで検索順位を上げるのはかなり難しいですが、「アフィリエイト ブログ 作り方」といったロングテールキーワードなら勝ち目はありそうですよね。

競合の多いキーワードは優れた記事を書いても、上位表示されているサイトが強すぎてなかなか検索順位は上がりません

強豪の少ないキーワードであればGoogleも「比較対象がないからすぐに上位表示しよう」となるわけです。

記事の内容はSEOに大きく影響を与えるので、検索順位がなかなか上がらない時はキーワードを変えてみましょう。

内部SEO対策をして検索順位を上げよう

「内部SEO対策」を実施することで、検索エンジンから適切に記事が評価されるようになり検索順位を上げることが出来ます。

まずは以下の内部SEO対策を踏まえて、しっかりと最適化していきましょう。

内部SEO対策のポイント
  1. クロールを最適化する
  2. インデックスを最適化する
  3. 理解されやすいサイト構造にする

ただし、内部SEO対策はブログ(記事)の価値を明らかにする施策なので、もし過大に評価されている記事があれば実施後に検索順位が下がる可能性もあります。

もし、記事の内容や書き方の部分でSEOを強化したい方は是非こちらの記事も参考にしてください。

ABOUT ME
ろー
ろー
IT系企業でウェブマーケティングやコンサルタント業を勤め、2017年から専業アフィリエイターとして活動中。月間150万PVサイト運営実績アリ。お仕事や取材の問い合わせは下記から。