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【SEO】ブログ記事の検索順位が落ちた時にチェックするべきポイント9選 | 検索順位を元に戻すには?

ブログで記事を書き続けていると、いつの間にか過去記事の検索順位が落ちてずるずると下落してしまった経験はありませんか?

検索順位の下落は売上低下を招く、ブロガーやアフィリエイターにとって一番の恐怖です。

そんな時に慌てて記事の内容を変更したり無闇に追記しても全く意味はありません。

「なぜ検索順位が落ちてしまったのか?」という理由を考えてながら、冷静にチェックしておくべきポイントをSEOの観点から分かりやすくまとめてみました。

検索順位が落ちた時に見るべきポイント9選

【1】コンテンツの質で負けている

ユーザーに優れたコンテンツを提供することはブロガーやアフィリエイターだけではなくGoogleの使命でもあります。

検索したキーワードに対して最適かつ高品質な記事があればそちらを優先して検索結果を表示するのが基本となります。

そのため、あなたが書いた記事よりも優れた良い品質の記事が出てくれば自然と検索順位は抜かれてしまいます。

解決方法

コンテンツの質を高めるために、再度ユーザーのニーズを調べ直して不足している情報を追記やリライトしましょう。

コンテンツの品質の向上が検索結果に反映されるまでは数週間〜数ヶ月の時間がかかりますが、優れたコンテンツを作れば自ずと順位は上がっていきます

【2】情報の鮮度で負けている

情報が古いまま更新が止まっている記事は、新しい情報を求めているユーザーにとっては不要なものです。

例えば以下のような記事だとどちらのほうがクリックしたくなるでしょうか?

  1. 2015年版!最新のアフィリエイト向けの勉強本まとめ
  2. 【2018年版】アフィリエイトの参考になるおすすめ本

このように並んでいれば、必然的に情報が新しい②の方を見たくなりますよね。

記事の中に古い情報があれば、ユーザーに不利益を与える可能性もあるため書いた記事はそのまま放置せずに、常にメンテナンスすることが大切です。

解決方法

イベントやキャンペーンなどタイムリーな情報が求められる記事などは特に「情報の鮮度」が重視されるので、古い記事は定期的に追記して新しい情報に書き換えていきましょう。

タイトルの変更だけでなく、きっちり情報を調べ直して書き換えるように心がけてください。

こうすることで昔訪問したユーザーにも、再度メリットを提供することが出来ます。

【3】被リンクで負けている

優れたコンテンツ、面白い記事はブログやSNSでシェアしたくなるのが自然です。

別のブログからリンクが貼り付けられている「被リンク」が多ければ検索エンジンは記事を高く評価する傾向にあります。

引用で紹介されていたり、有名インフルエンサーなどが記事をシェアしているとそれを被リンクと認知して検索順位に影響を与えるケースもあります。

たとえコンテンツの品質が同程度でも、被リンクの数で負けていると少しずつ順位が抜かれてしまいます。

解決方法

被リンクを集めるのは他人から評価される(引用したくなる)コンテンツを作る必要があります。

記事の品質を高めるための追記をしていくか、SNSで活動して有名人になることで「この人をブログで紹介したい」と思わせることが出来ます。

※手動で被リンクを集める行為は「SEOスパム」としてペナルティを受ける可能性があります(詳しくは後述)

【4】タイトルや記事の中身を変更した

既に1〜3位など高い位置に記事の順位をつけている場合、最後のひと押しとして追記やタイトルの調整を行うことがありますが、その影響で順位が下落する可能性があります。

このパターンで順位が下落する理由は2通り考えられます。

  1. 内容の調整による一時的な順位の変動
  2. タイトルの変更でクリック率が下がった

タイトルと記事の中身はGoogleが特に記事の評価に重きを置いている部分なので、その部分に変更が加えられると再度評価のし直しが入ります。

そのため、一時的に順位が3位→7位など落ちることがありますが、変更によってユーザーのリアクションが元より良くなれば順位は3位以上まで戻ってくるでしょう。

解決方法

①のパターンであれば順位は1週間〜1ヶ月以内に戻ってくる可能性が高いので、しばらくは様子見をしましょう。

1ヶ月以上順位が戻らない場合は②のパターンでクリック率が下落している可能性が高いです。元のタイトルに戻すなど修正を行う必要があります。

【5】ブログのデザインやUIを変更した

ブログのデザイン(WordPressテーマ)やサイドバーのウィジェット、関連記事の表示などのUIを変更したことでユーザーの回遊率が変化して検索順位に影響を与える可能性があります。

自分の感覚で”良いデザイン”と思っても、ユーザーからすると不便になってしまうことで回遊率が下がってしまったり、直帰率が上がることがあります。

そうなってしまうと、記事の内容に変化がなくてもブログ全体に悪影響を及ぼして検索順位が下落する場合があります。

解決方法

既に順位が下落している場合、デザインの変更が原因と考えられる場合は元に戻して下さい。

大幅なデザイン変更やUIに関わる部分をいじる際は、必ず「Google Analytics」などでデータを見ながらどのようにユーザーの行動が変化したか確認して下さい。

デザイン変化前と変化後で、以下のデータは必ずチェックしておきましょう。

デザイン変更時に見るべきデータ
  1. ページ/セッション
  2. 直帰率
  3. 滞在時間
  4. OrganicSearch(検索)の訪問数

【6】発リンクの追加や削除を行った

SEO対策」ではリンクが与える影響というのはとても大きいです。

先程解説したとおり、別のブログからリンクを貼られる「被リンク」は評価に良い影響を与えますが、自分のブログから別のサイトのリンクを貼る「発リンク」も検索順位に良い影響を与える場合があります。

リンクを貼ると「リンクジュース」と言われるページの価値の一部をリンク先に分け与える事ができます。

この仕組みを知った人の多くが「価値を渡したくないから発リンクはやめよう」と意図的にリンクを削除するケースが後を絶ちません。

このような行為はリンク先の情報を参考にしていたユーザーからすると、ただただ不便でしかありませんよね?

「リンクジュース」という用語は2007年頃に流行したもので、既に古い手法だと言われています。

重要なのは、リンクの調整などの小手先のSEO手法にこだわるのではなく、ユーザーのことを考えてクリックされる可能性の高い有意義な発リンクを設置することが重要です。

発リンクはこのような場面で適切に使うことが大切です。

  • 文章や画像を引用した時
  • 不足している情報を補いたい時
  • 参考にしたサイトを紹介する時

解決方法

意図的にリンクを削除した場合は、元に戻すだけで検索順位が戻ってくる可能性が高いです。

リンクを削除してから日にちがかなり経過している場合は、再度同じ順位に戻るまではある程度時間がかかるでしょう。

【7】ドメインパワーで負けている

ドメインとはブログ(サイト)のURLのことです。

長年運営しているブログや、ネット上でも有名なサイトなどはユーザーからの信頼性が高く、Googleもブログ(サイト)単位で高く評価しているケースがあります。

これを「ドメインパワー」といいます。

ブログを書かれている方も「あの記事よりうちの記事の方が充実してるのになんで順位が下なの?」という経験はないでしょうか。

Googleは特に企業サイトなどの「公式サイト」を高く評価するので、マイナビ系のサイトなどは特にドメインパワーで検索順位の上位を占めている事があります。

解決方法

ドメインパワーはすぐに上げることは出来ません。

地道に更新を続けてユーザーからの信頼を獲得していく必要があります。

記事の内容が本当に優れていればGoogleがえこひいきしている「ドメインパワー」よりもコンテンツの品質で少しずつ検索順位を追い抜くことが出来ます。

【8】ブラックSEOをしている

「ブラックSEO」とは自分で中古リンクを購入して、擬似的に被リンクを集めるSEO対策の手法です。

被リンクが多い記事は高く評価される傾向にあるため、効率的に検索順位を上げることが出来ると言われています。

SEOの手法としてはブラックSEOで成功しているアフィリエイターもいますが、Google的には「SEOスパム」として違反行為となります。

Googleに見つかってしまうと、検索順位が下がるだけでなくペナルティとして検索結果にも表示されない「圏外」まで飛ばされることもあります。

解決方法

有料リンクによる被リンクを集めた記憶がある方は、それらのリンクを全て外して再審査リクエストを送るか、ブログのドメインを変更して1から作り直すことをおすすめします。

また、ブロガーの方はスポンサーとしてお金を払い、別のブログから紹介用のバナーリンクを貼ってもらう事があります。

こちらの行為も「ブラックSEO」と判断される可能性があるので、リンクにきちんと「nofollow」を付けてPageRankを転送されないようにしましょう。

nofollowの付け方

<a href=”https://example.com/” rel=”nofollow”>リンクテキスト</a>

【9】Search Consoleのお知らせを確認する

ブログのインデックス設定やサーバーなどに致命的な問題がある場合は「Search Console」からお知らせが来ている場合があります。

Search Consoleでよくある通知
  • 低品質コンテンツ
  • 重複コンテンツ
  • 有料リンクの検知
  • 正常にインデックスされない
  • サーバーのエラー

コンテンツやサーバーの問題、インデックス設定など様々な可能性が考えられます。

ブログ上にこのような重篤な問題が発生している場合、ブログ全体の検索順位が下落している可能性があります。

解決方法

Search Console側のエラーやお知らせを確認して、Googleから提供されている解決方法に従って問題を解消してください。

もし言葉や内容が理解できない場合は、一文をコピペして検索することで同じような症状で悩んでいる人の解決方法を見つけることが出来ます。

【解決方法】ユーザー目線のリライトをしよう

いかがだったでしょうか?検索順位の下落一つをとっても様々なケースが考えられるので、「どこに問題があるんだろう?」と考えながら正しい行動を取る必要があります。

慌てて間違った行為をしてしまうと、最悪の場合さらなる順位下落につながるので注意が必要です。

少しずつ順位が下落している場合は、コンテンツの評価が下がってきているサインなので、早めにリライトや情報の追記をしっかりして下さいね。

検索順位を元に戻すには?
  1. リライトでコンテンツの質を上げる
  2. 競合サイトを常にチェックする
  3. Googleの規約違反になる行為をやめる

効果的なリライトの手法はこちらの記事で解説しています。

記事のリライトで検索順位を上げるコツとポイント

Googleの変動アップデートで順位変動している可能性もある

Googleでは検索結果の品質を上げるために定期的にアップデートが行われています。

ユーザーに更に優れた情報を提供するために、高品質なサイトを上位に、低品質なサイトの順位を下げる調整をします。

この時、変動アップデートの調整次第では高品質なサイトも順位下落に巻き込まれる場合があります。

検索順位が下がってしまった時は、自身のサイトの問題なのか、他のサイトでも起きているアップデートの影響なのか見極めてから行動に移しましょう

【絶対NG】Googleの変動アップデートが来た時にやってはいけないことリスト

検索順位を毎日チェックするならGRCを使おう

「少しでも早く検索順位の下落に気付きたい」という方は検索順位チェックツールのGRCを使うのがおすすめです。

キーワードを設定すれば、スマホ・PCでの検索順位をグラフ形式で毎日チェックすることが出来るので、すぐに順位の変動に気づくことが出来ますよ。

ブログを長く続けていると、どうしても記事の順位チェックに手が回らなくなっているのでツールに任せて効率化するのが大事です!

検索順位ツールが気になる方はこちらから探してくださいね。

検索順位ツールのおすすめ12選!無料・有料ツールの機能を徹底比較

検索順位を元に戻すのはなかなか苦労しますが、収益を支えてくれる大事な柱をしっかりと手入れして検索順位の維持に努めましょう。

記事の書き方で検索順位を上げたい方はこちらも参考にしてください。

記事の検索順位を上げるSEOライティングの基本とテクニック30選

ABOUT ME
ろー
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IT系企業でウェブマーケティングやコンサルタント業を勤め、2017年から専業アフィリエイターとして活動中。月間150万PVサイト運営実績アリ。お仕事や取材の問い合わせは下記から。