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共起語はもはや古い!本当は教えたくないSEO対策に逆効果な4つの理由

SEO対策」としては現在主流となっている「共起語」ですが、実は最新のSEOでは逆効果の可能性があるという噂があります。

この記事ではGoogleの検索アルゴリズムによって共起語が検索順位に影響を与える可能性や、初心者向けに共起語とは何なのか、使い方や重要性についても紹介しています。

SEO初心者の方は上から順に読み進めていき、共起語が逆効果になる理由から知りたい上級者の方はこちらからスキップしてもらえれば大丈夫です。

共起語とは?

共起語とは、コンテンツの専門性や網羅性を高めるために必要な、キーワードと関連性が高く、よく一緒に使われている言葉を指します。

例えば「美容」に関する記事なら「コスメ」や「ダイエット」などが共起語にあたります。

共起語の正しい使い方

共起語についてどのようなものかイメージしてもらうには、難しい解説よりもまずは実例を見てもらうほうが早いと思います。

実際に「ピザ」についての情報をまとめたと仮定して文章を書いてみました。

まずは共起語が使われていない駄目な文章の見本です。

このサイトではピザに関する情報をまとめています。

ピザと言えば、海外はもちろん日本でもピザが嫌いな人はいないと言っていいほどピザは世界中で愛されています。

ピザは家庭でも簡単に作ることが可能で、冷凍ピザで手軽に食べることも可能です。

全国にはピザのチェーン店がいくつもあり、夕飯にピザを好きな時に食べることが出来ます。

これが典型的に悪い文章で、誰が読んでもおかしいことに気付きます。

「キーワードが重要」という事を知った初心者が書きがちな文章ですが、これではSEO対策でキーワードの乱用でペナルティを受ける可能性があります。

次に、共起語を適切に散りばめた良い文章の見本です。

このサイトではピザに関する情報をまとめています。

ピザには様々な種類がありモッツァレラチーズの乗ったマルゲリータや魚介がたっぷり乗ったペスカトーレなどがあります。

記事の種類も様々でサクッとしたクリスピーなものやふっくらしたハンドトスタイプもあります。

出前で取れる有名なドミノピザではパン生地にチーズを練り込んだユニークなピザもありますよ。

種類が多くて食べたいピザに迷ったら1枚で2種類の味が楽しめるハーフ&ハーフや、4種類の味が楽しめるクアトロという分け方もおすすめです。

これが正しい共起語の使い方を意識したライティングになります。

「ピザ」というキーワードが出てくる回数は少ないですが、みなさんがピザと言う言葉を聞いて連想するワードがたくさん出てきたと思います。

このようにメインとなるキーワードとセットで使われる関係性の深い言葉を散りばめることで読み手にとっても想像力が膨らむ文章になり、SEOでも高く評価されるというのが2017年までの常識でした。

しかし、2017年以降は検索アルゴリズムの大幅な変動により、共起語が逆効果となる可能性が出てきました(詳しくは後述

共起語のSEO効果

2006年頃までのSEOでは検索上位を狙うキーワードを積極的に文章の中に入れ込むことで簡単に1位を取ることが出来ました。

当時はGoogleの検索エンジンの精度も悪く、「SEO」という言葉もメジャーではなかったため「キーワードは文章の○%を入れればOK」といった明確なキーワード出現率の答えもありました。

そのため、当時は不自然なほどに同じ単語を何度も繰り返しているような記事が検索上位に来ていました。

現在では、Googleは検索エンジンにAIを導入し200以上の評価アルゴリズムを元に「ユーザーが求めている記事」を探し出しているのでそのようなことは出来ません。

同じような言葉を何度も繰り返している記事はユーザーから見て、読みにくいだけでなく、イライラして離脱されてしまうのは当然です。

そこで2008年以降、重要視されるようになったのが「共起語」です。

共起語はGoogleの評価アルゴリズムの1つにも組み込まれていると考えられており、2008年に単語・語句同士のつながり、関連性を取得しています。

実際に採用されているかは不明ですが、「共起語」がアフィリエイト界隈でも効果的なSEO対策として有名になったところを見ると、少なからず影響はありそうですね。

共起語がSEO対策に逆効果な理由

共起語が逆効果な理由
  1. キーワードの詰め込みで検索順位が下がる
  2. 評価アルゴリズムの変動で対策される
  3. キーワードはユーザーの満足度に繋がらない
  4. 記事の本筋がブレてしまう

【1】キーワードの詰め込みで検索順位が下がる

意図的に特定のキーワードを詰め込む行為は「キーワードスパム」と言われており、検索順位が下がる行為として認知されていました。

「キーワード」を意識して記事を書くあまりに、文中に何度も同じ言葉を繰り返し使った文章は読みにくいだけでなく、SEOにもスパム行為として逆効果となります。

その後、キーワードスパムを避けつつSEO対策する手法として評価されるようになったのが「共起語」です。

しかし、この共起語を意識しすぎるあまりに文中に関連するキーワードが不自然に出てきた場合、読みにくい文章が出来上がることがあります。

このようにユーザーにとって読みにくい文章となると「共起語の詰め込み行為」とみなされ、スパム行為として検索順位の下落を招くと言われるようになりました。

【2】評価アルゴリズムの変動で対策される

評価アルゴリズムは現在200以上検索エンジンに組み込まれており、「どれが一番重要なのか」という答えはGoogleの社員でも明確に答えるのは難しいでしょう。

2017年まではGoogleの検索エンジンを改良する「サーチクオリティチーム」が手動で評価アルゴリズムの調整を繰り返し、そのたびに変動の内容に名前がつけられていました。

有名なGoogleのアップデート
  • パンダアップデート:低品質なコンテンツの順位を下げるアルゴリズム(2012年7月に実施)
  • ペンギンアップデート:リンク操作が見られるサイトの順位を下げるアルゴリズム(2012年4月に実施)
  • フレッドアップデート:AI導入後に実施された品質の低いコンテンツの順位を下げるアルゴリズム(2017年3月に実施)

この中でも「フレッドアップデート」は特殊な扱いで、運営チームが手動で導入するものではなくAIが適宜調整を繰り返す変動をそのように呼んでいます。

このアップデートは、人間が良いと思ったものを正しく評価する「品質」に関わるものです。

先程も説明したとおり共起語を意識しすぎてSEO対策してしまうと、評価アルゴリズムの変動に巻き込まれ検索順位が大幅に下落する可能性があります。

【3】キーワードはユーザーの満足度に繋がらない

「共起語」というのはあくまでも「SEOに効果的な文章の書き方」という考えが根底にある文章のテクニックです。

そのため、検索で訪れたユーザーが共起語を求めているかは全く別の問題になりますし、ユーザーが求めているのは「答え」であり、キーワードではありません。

「ピザのことを調べてる人は『サラミ』や『チーズ』も気になるはずだ」というキーワードが先行した考えの記事は本当にユーザー目線で書けているとは言えません

共起語を意識してしまうことで”コンテンツはユーザーの悩みや課題を解決するために提供するもの”という初心からブレてしまう可能性があります。

【4】記事の本筋がブレてしまう

ここまで色んな理由を紹介してきましたが、突き詰めるとこれが一番大きな理由だと思います。

例えば「初心者に覚えてもらいたいアフィリエイトのジャンル一覧」という記事で「アフィリエイト ジャンル」というキーワードを狙っている場合、共起語を「FindWord」で検索するとこのような結果が出てきます。

  • 戦略
  • 稼げる
  • 売上目安
  • 商品
  • ASP

このようなキーワードが共起語にあるからといって、上記の共起語を無理やり文章に織り交ぜたり、見出しを追加するのは逆効果です。

アフィリエイトジャンルの紹介の記事の本題はあくまでもジャンルの紹介であって、稼ぐ方法や戦略の話は主旨が変わってきます。

共起語で出てきたものだけを追加していくと、記事の本筋がブレるだけでなく、キーワードの詰め込みでスパム判定される可能性があります。

重要なのはSEO対策よりも「ユーザー最適化」

昔のSEOは「Googleの検索エンジンを攻略する行為」を指す言葉として使われている側面がありました。

Googleは以前から「ユーザーに役立つ記事を書いてください」という事を繰り返し強調しており、その主張は今でも変わっていません。

昔は検索エンジンの精度の低さから簡単に「検索順位を上げる答え」が出てしまいましたが、現在は複合的なアルゴリズムとAIの導入により、本質的な記事の質の高さが重要視されるようになりました。

これからの「SEO」は「Googleを攻略すること」よりも「ユーザー最適化」を考えていくことが大切です。

【まとめ】共起語=正しいというわけではない

この記事では「共起語を使う=正解」という思考に囚われている、ブログ運営者に向けて警鐘を鳴らす意味で記事を書いてみました。

「共起語」という言葉を知っている方はSEOの知識が豊富で自信を持っている方が多いため、「この手法は絶対正しい!」と思い込んでいる方も多いです。

確かに同じメインキーワードを何度も繰り返すよりも、共起語を意識して様々な言葉を使って表現する方がSEOには効果的…ですが、キーワードだけで戦う時代がそもそももう終わりなのです。

「共起語SEOが重要」という時代が終わり、今後は「コンテンツSEO」が重視される時代になりつつあります。

どのような文章を書けば良いのか?という小手先のSEO対策スキルだけではなく、どのようなコンテンツがユーザーに好まれるのか?という幅広い知識が求められます。

ブログのアクセスアップで必ずやるべきSEO対策

アフィリエイトで継続して稼いでいくために、ただ記事を書いていくだけでは時代の変化に取り残されていきます。

情報収集、企画、執筆などマルチな才能を発揮してユーザーとのコミュニケーションを取りながら集客経路を確保していかなければ生き残っていくのは難しいでしょう。

最新のSEO対策でなにかお困りでしたら私のTwitterアカウント(@hs_maji)などで質問を投げてもらえれば良いかと思います。

ABOUT ME
ろー
ろー
IT系企業でウェブマーケティングやコンサルタント業を勤め、2017年から専業アフィリエイターとして活動中。月間150万PVサイト運営実績アリ。お仕事や取材の問い合わせは下記から。