皆さん検索エンジンはGoogleとYahoo以外にもあることをご存知ですか?実はそれ以外にもMSNが提供している「Bing」という検索エンジンがあります。
「Bing」にはGoogleのSearch Consoleと同じように「ウェブマスターツール」が存在します。
運営者情報を登録してサイトマップを送信するだけで、Bingからの検索流入が大幅にアップするかも知れません。
私も実践してみたところ、登録して1ヶ月ほどで今まで0.5%ほどの流入が3%まで大幅にアクセスアップしていました。
こちらがアナリティクスの証拠の画面です。
全体の検索流入の3%のユーザーがBing経由で訪れていることが分かりますね。
やることは「Bingのウェブマスターツールに登録→サイトマップの送信」のみなので、5分もあればサクッと終わらせることが出来ます。
これだけで継続的に検索流入が増えるのであれば、ぜひやっておくのが良いでしょう。
ウェブマスターツールに登録しておくことで、Bingの検索順位アップにもつながるのでこの記事を見ながらぜひ登録作業を進めてくださいね。
目次
Bingのウェブマスターツールの登録方法
まずは「Bingのウェブマスターツール」にアクセスしてください。
アカウントの作成
画面中央の「サインイン」を押してBingのアカウント作成に進みます。
「サインイン」を押すと、どれを使用してアカウントを作成するか決めることが出来ます。
アカウントの登録には、
- Microsoftアカウント
- Googleアカウント
- Facebookアカウント
の3種類から好きなアカウントを使用して作成する事が出来ます。
いずれも持っていない方は「Googleアカウント」を作成しておくことをおすすめします。
サイトの登録・サイトマップの送信
ログインが完了したら、自分のサイトをウェブマスターツールに登録しましょう。
中央にある「サイトを追加」からURLを送信してください。
その後、所有者(運営者)の情報を登録していきます。
サイトマップ、名前、メールアドレス、住所、電話番号などをフォームに入力していきます。
「連絡設定」については好きなものを選択してください。
サイトマップは「Google XML Sitemaps」というWordPressプラグインで簡単に作成する事が出来ます。
Googleが提供しているウェブマスターツール「Search Console」にも送信する事が出来るので、これを機にそちらでも送信しておくことをおすすめします。
一連の作成方法はこちらを参考にしてください。
ブログの所有権を確認する
GoogleのSearch Consoleにもあるように、ブログの登録者が所有者と一致しているか確認する作業として所有権の確認をする必要があります。
Bingの所有権の確認方法は3種類用意されています。
- サーバーにXMLファイルをアップロードする
- <head>タグ内に指定されたmetaタグを記入する
- CNAMEレコードをDNSに追加する
③の方法は専門の知識が必要になるので、基本的には①か②の方法をおすすめします。
ここでは①と②の方法を紹介していきます。
① サーバーにXMLファイルをアップロードする
『BingSiteAuth.xml』と書かれた部分のリンクをクリックして、XMLファイルをダウンロードします。
そのファイルを自身のWordPressがインストールされているトップページ(index.html)と同じ階層にアップロードします。
ファイルのアップロードはFTPソフトやサーバーの管理画面を通して行う必要があります。
やり方がわからない方は②の方法を試してみてください。
②<head>タグ内に指定されたmetaタグを記入する
こちらはブログのヘッダー(<head>~</head>)タグ内に指定されたmetaタグを記入することで本人確認を行う方法です。
下記のようなコードをコピーして、ブログの「header.php」内にコードを貼り付けてください。
(WordPressの場合は「外観」→「テーマ編集」から設定可能)
<meta name="msvalidate.01" content="ABCDEFGHIJKLM0123456789" />
設定が完了した後に「確認」ボタンを押せば所有権の確認は完了します。
ウェブマスターツールへの登録が完了するとこのような画面が表示されます。
サイトマップの状態もこちらで確認することができます。
すぐにアクセス数がアップするわけではない
サイトマップの登録が完了してもアクセスがすぐに増えることはありません。
なぜならブログの検索結果が表示されるまでにクローラーの巡回までのタイムラグと、検索順位が上がってくるまでに時間を必要とするからです。
記事が検索結果に登録されるのは以下のような流れで行われます。
- クロールされる
- インデックスされる
- ランキング付けされる
クローラーがブログの記事情報を収集する行為を「クロール」と呼び、検索結果に登録されることを「インデックス」と言います。
ウェブマスターツールのサイトマップの状態を見ると「保留中」になっていますよね。
Bingに登録してから数日間はこの状態になり、少しずつにクローラーがサイトマップを巡回してインデックスに登録していきます。
ページ数が多いブログほど、クローラーが巡回するまでには時間を必要とします。
そこから検索順位が上がる「ランキング付け」が完了するまでにはおよそ1ヶ月~3ヶ月まで気長に待ち続けましょう。
Bingってそもそも使われているの?
iPhoneの検索は既にGoogleに置き換わっている
今まではiPhoneのウィジェット部分からの検索はBingの検索エンジンが使われており、Bingを使用している日本ユーザーも多くいました。
しかし、2017年9月以降はGoogleに置き換わってしまいシェアは大きくGoogleに奪われている状態となっています。
そのため、今まで言われていた「iPhoneユーザーが使用している」というのは無くなり、現在は使えなくなっています。
米国では3割のシェアを持っている
iPhoneユーザーのシェアは無くなってしまったものの、Bingは米国では2017年時点でも36%のシェアを持っています。
海外向けに作っていない日本人向けのブログには効果が薄いかも知れませんが、「一部のマニアはGoogleよりも愛用している」というデータもあります。
そういった意味では日本人でもGoogleよりBingを利用しているユーザーはある程度いると推測出来ますね。
アクセスは無いよりはあった方が絶対に良い
ここまで読んだ方は「やっぱりBingって微妙なんじゃ…」とイマイチ感を感じてしまった方も多いと思います。
しかし、アクセスアップをするためにはこういった確実に獲得できる流入経路は確保しておくのがとても大事です。
たった3%の流入でも、1日1万PVあれば300PV分、これは1ヶ月で9000PVにも相当します。
PV数の母数が上がれば上がるほど、Bingからの流入数も上昇していくので早めに設定してPV数の底上げをはかりましょう。