Googleの広告「Google AdSense(アドセンス)」の審査落ち・審査不可・却下された場合の合格するための解決方法と対策についてまとめました。
せっかくブログを立ち上げて「いざ収益化!」と意気込んで申請したのにもかかわらず、アドセンスの審査が通らず、広告が貼れない…と落ち込んでいる方はぜひ参考にしてください。
申請が却下されて焦っている方も多いと思いますが、先に結論から言うとある条件を満たしてから再申請をすればアドセンス審査に合格出来ます。
今回は却下されてしまう理由と解決策についてまとめているので、ブロガーの方はぜひ参考にしてください。
目次
アドセンスの審査について事前に知っておくこと
まずはじめに、アドセンスの審査に合格するか否かの明確な基準はGoogle側しか知りません。
それを前提として、長年ブロガーを続けている私が相談を受けた時にアドバイスをした対策方法や、ネット上の相談などを元に解決策を書いています。
1度目はAI(ロボット)の審査で不合格になった可能性も
Googleではコスト削減のために、2017年以降からアドセンス審査にもAI(ロボット)を導入していると思わしき動きがあります。
世界中からアドセンス審査申請が届くので「1度目はロボットが検査して、2度目は人が審査しているのではないか?」と推測されています。
それを裏付ける理由として、多くのブロガーが1度目の審査が不合格だった後にそのまま2度目の申請を送った所、審査に合格することが出来たという事もよく起きています。
これはAIの精度が悪く、何かのチェックに引っかかってしまい自動で不合格にされてしまった可能性が高いです。
なにも問題のないブログで審査落ちしている場合は、2回目に人の目でチェックが入ることで合格するわけですね。
1度目の申請に落ちてこの記事を見ている方は、とりあえず2度目の申請をしておくのもおすすめです。
2回目以降の審査落ちは理由が明確になることも
2回目以降の審査落ちは明確な理由が書かれていることが多いです。
アドセンスポリシー違反や、ブログの問題部分の指摘があるのでそこを修正して再審査申請をすれば大丈夫です。
「何回も審査落ちするとペナルティがあるのでは?」と思う方もいるかも知れませんが、ブロガーの中には「6回目の審査で通った!」という方もいます。
ペナルティなどは無いので安心して再申請してくださいね
アドセンスが審査が通らない理由
アドセンスを通らないワケはきちんとした理由がいくつかあります。
決してGoogleの嫌がらせなどではないので、安心してひとつずつ解決していきましょう。
- ブログで記事を1つも書いていない
- ブログの記事の数が少ない・質が低い
- 長期間放置しているブログで申請をした
- 画像や動画に不適切なものが含まれる
- アドセンスのポリシー違反をしている
- 別会社の広告で審査に落ちた可能性
それぞれどのような意味なのか具体的に解説していきます。
【1】ブログで記事を1つも書いていない
アドセンスの審査には「そのブログがアドセンスを貼ることに適しているか(違反していないか)」を調査する必要があります。
そのブログに記事が1つも書かれておらず、どのようなコンセプトなのかも分からなければ審査合格を出すことは出来ません。
アドセンスに合格するには記事を5~10個ほど書いてから申請すると通りやすいと言われています。
【2】ブログの記事の文字が少ない・質が低い
ブログの記事を書いていれば問題ないかというと、そういうわけではありません。
Googleは広告を貼ってもらう記事の品質も重要になります。
Googleでは記事の品質で以下のようなポイントを重要視しています。
- オリジナリティある文章
- 誰かの役に立つような内容
- 1記事あたり500文字~1200文字程度
5~10記事書く場合も、中身が引用ばっかりだったり、食べたご飯の写真と100文字の感想の日記のようなものでは記事の品質が良いとは言えません。
また、1記事あたりの文字量も最低500文字以上は書いて、読み応えのあるものにしましょう。
あなたの趣味や得意なことを、知らない人向けに解説したような記事であれば、自然とオリジナリティが出て品質の良いものが出来上がりますよ。
【3】長期間放置しているブログで申請をした
既に記事が入っている昔作った放置していたブログを再利用しようと考えている方もいるかも知れません。
しかし、最後に書いた記事が数年前では審査に通らない可能性が高いでしょう。
その理由は上記でも挙げた「記事の品質」に関わってくることで、内容が充実していても「記事が古い=情報が古い」と認識される恐れがあるからです。
長い間記事を書いていないブログを再利用する場合は、ゼロから始めた気分で新しい記事を入れてから申請してくださいね。
【4】画像や動画に不適切なものが含まれる
画像や動画は1回目の審査で不合格になってしまう見落としがちなポイントです。
ブログ内で利用している画像や動画などが著作権違反、無断転載、肖像権の侵害など法律的にNGになる可能性がある場合でもアドセンスに不合格になる事があります。
利用する画像は基本的に全て自作したもの、フリー画像、許可を得たもののみ使用するようにしましょう。
アドセンスの審査に合格しても、無断転載を行った場合、作者から高額な利用請求をされるケースがあるため画像・動画の取扱は十分注意しましょう。
【5】アドセンスのポリシー違反をしている
アドセンスポリシーとはGoogleアドセンスの利用規約、守るべきルールのようなものです。
審査は原則的にこの内容に乗っ取って行われており、記事の内容が不適切である場合、これに抵触する恐れのあるブログは審査落ちとなっています。
- アダルトコンテンツ(18禁・ヌード)
- 危険または中傷的なコンテンツ(流血など)
- 危険ドラッグおよび薬物に関するコンテンツ
- アルコール・お酒に関するコンテンツ
- タバコに関するコンテンツ
- ギャンブル・賭博に関するコンテンツ
- 根拠のないヘルスケアに関するコンテンツ
- ハッキング・クラッキングに関するコンテンツ
- 報酬プログラムを提供するページ
- 衝撃的・驚かせるコンテンツ
- 武器・平気に関するコンテンツ
- 不正行為を助長するコンテンツ
- 違法なコンテンツ
禁止となっている項目が多いので戸惑うかもしれませんが、一言でまとめると「子供に見せても問題ない内容」であれば大丈夫です。
これを意識して健全な記事を書けばよほどのことがない限りアドセンスポリシーに違反することはありません。
最新版のアドセンスポリシーはこちらで確認する事が出来ます。
【6】別会社の広告で審査に落ちた可能性
上記のアドセンスポリシーに関わる内容ですが、既に他社の広告で収入を得ている場合、その広告によって審査に落ちている可能性もあります。
他社の広告で怪しいサプリメントの広告が出ていたり、ゲームアプリのちょっと色っぽい広告などが出ていてもそれが理由でNGとなる可能性があります。
基本的には審査の段階で広告もコンテンツの一つと見なされるので、子供に見せられないような内容の広告が出ている可能性があれば審査前に外しておきましょう。
私の場合、審査に合格したあとはPG15程度の内容の広告を貼り直しても、後日NGをもらったことはありません。
しかし、露骨なアダルトコンテンツや明確なアドセンスポリシー違反を行った場合はアドセンスアカウントが停止される恐れがあるので注意しましょう。
審査が通らない場合のチェックポイント一覧
ここまでを踏まえ、以下のことを実践すればほぼ100%アドセンス審査に合格することが出来るでしょう。
- 記事の投稿数を増やす(10記事以上入れてみる)
- 記事の文字量を増やす(500~1000文字以上入れてみる)
- アドセンスポリシーを守る(記事にアダルト、暴力的、誹謗中傷、酒・タバコ・ギャンブルなど成人向けコンテンツが含まれていないか確認)
- ブログ内にフリー画像・動画以外を入れない(無断転載、著作権違反、肖像権侵害の恐れがある画像・動画はNG)
- 特定企業の名前・ブランドロゴを使用しない
- 他企業の広告を全て外す
- 海賊版・違法サイトのリンクがないか確認
アドセンスの審査に落ちてしまっても、一つ一つ違反しているポイントを改善していけばいつか必ず審査に合格することができます。
1,2回不合格を受けてもめげずにチャレンジしてくださいね!