GoogleアドセンスはGoogleが自動的に広告を配信してくれるサービスとして多くのブロガーやサイト運営者に利用されています。
利用するためには全ての運営者がサイト審査を通過する必要があり、規約や法律を守らなければいけません。
しかし、審査通過後にアドセンスのポリシー違反をしてしまうと、広告が停止されたり、最悪の場合アカウント停止される恐れがあります。
この記事では
- アドセンスでポリシー違反するとどうなるのか
- アドセンスのポリシー違反となる原因
- アドセンスのポリシー違反の対処法
について、ブログ初心者にもわかりやすく解説しています。
「ポリシー違反するのが心配」「ポリシー違反をしてしまって対処法が知りたい」というどちらの方も一度目を通しておくことをおすすめします。
目次
Googleアドセンスでポリシー違反をするとどうなる?
Googleアドセンスのポリシー違反をしてしまった場合、違反の故意の有無にかかわらず広告の配信が停止されます。
それと同時に、ポリシー違反となった理由が添えられたメールの通知がGoogleアドセンスに登録しているメールアドレス宛に届きます。
基本的にはどのようなポリシー違反の違反度に関わらず、広告の停止までが基本ですが、立て続けに違反が見つかった場合、かなり悪質な違反が見つかった場合はアカウント自体が停止となる可能性があります。
アカウントが停止された状態はいわば最終警告のようなものです。
その状態になると違反状態を正さなければ、広告報酬の支払いが保留され、広告も停止されます。
Googleアドセンスのポリシー違反の原因は?
Googleアドセンスが一度審査を行い、通過したということは、サイト運営を続けていく中でポリシー違反になるような運営方針の変更を行った可能性が高いです。
ざっくりとしたポリシー違反の原因となるものは以下の通りです。
- 画像や動画の著作権違反をしている
- 違法コンテンツを掲載している
- 暴力・グロコンテンツを掲載している
- R-18・アダルトコンテンツを掲載している
思い当たるフシがあるコンテンツを掲載している場合は、すぐに対応するようにしましょう。
まだ「警告が来ていないから大丈夫」という方も、いつポリシー違反で広告停止になるかわかりません。
ポリシー違反となるコンテンツが複数ある場合は、最悪の場合アカウント停止措置となる可能性もあるのでやめておきましょう。
原因①:肌色の多い画像で警告が来るケースもある
Googleでは広告を掲載しているサイトを手動でチェックするのに限界があるので、AIによって審査が行われています。
AIは記事の内容や画像の内容でポリシー違反となるコンテンツに対して自動的に警告を通知する機能が備わっていますが、その精度は100%ではありません。
例えば、恋愛系の記事で男女がベッドで抱き合っている(局部は見えていない)画像を使用した場合は肌色比率の多さ、画像の誤認などでアダルトコンテンツと勘違いされる場合もあります。
また、「股間」や「陰部」などアダルトコンテンツでも使用される単語を医療系の記事で文中に使用したことで警告通知が来るケースもあります。
もちろうそういったケースはポリシー違反ではなく、AIによる精度不足が起こした問題なので、異議申し立てや再審査リクエストを送ることで解消することが出来ます。
原因②:初心者は著作権違反で警告が来ることも
ブログ初心者でよくありがちなのが、画像の無断転載による著作権違反のケースです。
画像を自作しなかったり、フリー画像を使用せずに画像検索から無断転載してしまうと、画像の作者から通報されて停止措置が取られることがあります。
広告の停止だけで済めば、画像の削除のみで対応可能ですが、最悪の場合無断転載による多額の使用料金の請求がされる場合もあります。
ブログ運営者は必ず画像は自作する、もしくはフリー画像を使用して、著作権を守りましょう。
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Googleアドセンスのポリシー違反の対処法
仮にポリシー違反が起きてしまっても慌てることはありません。
よほど深刻な違反でない限り、問題の箇所を修正すればすぐに広告配信は再開されるので、落ち着いて順に対処していきましょう。
- ポリシー違反の範囲を確認する
- 期限内に問題の箇所を修正する
- 期限を過ぎたら再審査リクエストを送信する
それぞれの手順について解説していきます。
【1】ポリシー違反の範囲を確認する
まずは、メールなどでポリシー違反の通知に関するお知らせが届きます。
そこで「どのような内容で違反しているのか」「どこを修正すれば良いのか」について知る事ができます。
ポリシー違反の範囲は深刻度によって複数の単位に分けられます。
- ページ単位
- セクション単位
- サイト単位
- アカウント単位
【2】期限内に問題の箇所を修正する
問題の範囲を確認したら「広告コードの削除」か「コンテンツの修正」どちらかの対処を行ってください。
ポリシー違反の通知が来た時に多くの方が、コンテンツの修正を行うのですが、どうしても記事を削除・修正したくないという場合は「広告コードの削除」という対処も可能です。
修正の期限は通知が来てから60日以内なのでなるべく早めに対処しておきましょう。
【3】期限を過ぎたら再審査リクエストを送信する
もし、違反通知を見逃してしまったり、期限内に対応完了しなくても大きな問題にはなりません。
Googleに再審査リクエストを送信することで、再度チェックしてもらうことが出来ます。
アドセンスのポリシーのよくある質問
アドセンスのポリシーについてのよくある質問をまとめてみました。
- ポリシー違反は何回行えばアカウントの停止になる?
- ポリシー違反に関するメールが届いたが、アカウントのポリシーセンターには何も表示されていない
- 心当たりのない違反措置がついている
- アドセンスに関するコンテンツに広告コードを貼っていいか
- 著作権侵害の違反について
- ポリシー違反がついたコンテンツを全て削除したが違反が外れない
それぞれの対処法・解決策について解説していきます。
こちらはGoogleアドセンスのヘルプフォーラムに投稿された運営の方の情報を元に掲載しています。
【1】ポリシー違反は何回行えばアカウントの停止になる?
ポリシー違反は累積制(×回行えばアカウント停止)ではなく、違反の深刻度で判断されています。
また、深刻度によって違反措置の重さも異なります。
軽度なポリシー違反であれば1記事程度の修正で済むこともありますが、著作権侵害など申告な違反の場合は一発でアカウント停止措置となる場合もあります。
【2】ポリシー違反に関するメールが届いたが、アカウントのポリシーセンターには何も表示されていない
ページコンテンツは定期的に審査され、違反がある場合、ポリシーセンターに表示されます。
ポリシー違反のメールが届いた後に再審査が入り、違反措置が解除されるケースもあります。
そのため、メールとポリシーセンターの表示に齟齬が起きる場合があります。
【3】心当たりのない違反措置がついている
例えば、サッカーのブログなのにアダルトコンテンツ違反だと通知が来た場合など。
アドセンスは、AIが自動的にウェブページの巡回と審査を行っているのでこのように文章や画像を誤って判断して違反通知を送るケースがあります。
明らかに誤審だと思われる場合は再審査リクエストを送れば問題ありません。
【4】アドセンスに関するコンテンツに広告コードを貼っていいか
今見ている記事のような、アドセンスに関連する記事で「広告コードを張ってはいけない」という禁止事項はありません。
ですので、自由にアドセンスを貼り付けて大丈夫です。
【5】著作権侵害の違反について
画像、動画、音楽などの無断転載による著作権侵害によるポリシー違反は、著作権所有者からの通報でアカウント停止となる場合があります。
著作権侵害は重大な違反になるため、一度違反措置がついたページは現状のポリシーでは収益化再開はできません。
著作権侵害のポリシー違反は該当ページの広告コード削除をしない限り違反措置は外れません。
著作権所有者より許可を得ている場合に違反警告が来た場合は異議申し立てを行ってください。
【6】ポリシー違反がついたコンテンツを全て削除したが違反が外れない
一度ポリシー違反の警告がついてしまった場合、コンテンツページごと削除する運営者が多くいますが、ページの削除ではなく、広告コードが含まれているのが問題となります。
Googleアドセンスのポリシー違反はあくまでも「掲載ページが広告にそぐわない」という理由で違反警告が行われています。
そのため、ポリシー違反の通知が来た場合の正しい対処法は「広告コードの削除」もしくは「ページの問題箇所の修正」で対応するようにしてください。
自動広告や、ヘッダー・フッター部分に共通して表示している部分が多くの場合引っかかる原因になっています。
Googleアドセンスのポリシーを守って運営しよう
以上、Googleアドセンスのポリシー違反の原因と対処法でした。
最後にもう一度ポリシー違反の原因となるものをおさらいしておきましょう。
- 画像や動画の著作権違反をしている
- 違法コンテンツを掲載している
- 暴力・グロコンテンツを掲載している
- R-18・アダルトコンテンツを掲載している
この部分に違反しないように健全なコンテンツ・記事を書き続けていれば違反になることもなく、アドセンスはあなたの収益を支えてくれるでしょう。
ただし、具体的に何が違反になるのか?どのように対処すれば良いのか?については適宜公式のヘルプを参考にして対応するようにしましょう。
こちらではGoogleアドセンス公式が、ポリシー違反の対処法について詳しく紹介しています。